こんにちは。CORONUMのメンバーのRioです。
今回は書道歴10年の私が、書道の魅力と書道パフォーマンスとは何かお話します。
皆さんも一度は学校や習い事で、習字や書道をした経験があるのではないでしょうか?
私も小学校の頃、墨汁を使わずに墨を摺ったり、
冬休みに書初めの宿題に苦労したりと懐かしい思い出があります。
中学校にあがり高校生になった現在でも、書道部に所属し書道と日々向き合っています。
書道部では年に一度、文化祭で行われる書道パフォーマンスに向けて、練習をしています。
皆さんに書道の堅苦しいイメージ打破していただくために、
書道と書道パフォーマンスの魅力をお伝えできれば幸いです。
〇日本伝統文化「書道」とは
書道とは、毛筆と墨を用いて紙に文字を書き、その文字の太さや配置、
書体などを通じて、自分の思いを伝える表現方法の1つです。
単に文字を書くだけでなく自己表現の手段ともなるため、芸術であるともいえます。
書道には集中力を養い、美しい文字を書く「能筆」となる技術を習得する必要があるため、
精神の鍛練や修養にもなると考えられています。
〇書道と習字の違い
書道の前段階として、学校で習う「習字」がありますが、
習字と書道には「自己表現があるかないか」という大きな違いがあります。
習字では正しい筆順で、バランスの良い美しい文字を書くことが目的なのに対し、
書道では大胆に崩した文字も使われます。書かれた文字によって迫力や繊細さ、
もの悲しさなどを表現することが目的となっているためです。
〇書道パフォーマンスとは
通常の書道と異なり、音楽などに合わせ、
体全体を使って大きな半紙に大きな筆で文字を書きます。
2008年に愛媛県立三島高等学校書道部が音楽に合わせて歌詞を
「書のデモンストレーション」として披露したのが始まりです。
全国放送したところ瞬く間に評判となり、
映画化された後は全国高校選抜の「書道パフォーマンス甲子園」として開催されるようになりました。
2008年以降、若手書道家によるプロの書道パフォーマンスが開催されるなど、
日本に書道ブームを再燃する結果になりました。
私の学校では、年に一度の文化祭に向けて、
パフォーマンスの練習を重ねています。
書く文字や使う音楽を決め、毎年部員全員でお揃いの衣装を作成し
パフォーマンスを盛り上げます。
部員同士のコミュニケーションが少なくなりがちな書道部ですが、
書道パフォーマンスの練習を通して、お互いの字にアドバイスし合うなど、
チームの絆を深める大切な機会になっています。
〇書道アートとは
次に近年、大河ドラマもタイトルにも使われ話題を呼んでいる書道アートとは
一体何なのかご紹介します。
書道アートとは、従来の書道のカタチに囚われることなく、
筆を使って自由に文字を表現することを指します。
日本の学校でも教えられている書道と違い、
形に縛られずに書くアート書道は、国内外でも人気のコンテンツです。
書道アートはデザイン性が高く、文字はその形や大きさなど、
芸術性を持たせながら書くことで、新たな表現技法が生まれます。
書き手の感情やイマジネーションを相手に伝える手段としても用いられています。